サプライチェーンの実運用に即したコンポーザブル(組み合わせ可能な)AIエージェントを提供
2026年2月24日(火)オタワ発 –サプライチェーン・オーケストレーションにおける世界的リーダーであ Kinaxis® Inc. (TSX:KXS、以下キナクシス)は本日、Maestro Agent Studio を発表しました。これは、既に導入いただいているMaestro Agentsに、キナクシスのAIエージェント戦略の次なるフェーズです。Maestro Agent Studioにより、サプライチェーンの担当者は、プランナーが日常的に利用しているデータやワークフロー、ツールを活用して、実務に即したAIエージェントをノーコードで構成できるようになります。
Maestro Agent Studioは、KinaxisのMaestro®プラットフォーム上に組み込まれており、サプライチェーン担当者やチームリーダーが、手作業による反復業務やカスタムコード開発に依存することなく、日常業務から影響度の高い意思決定まで専門知識を幅広く適用できるよう支援します。さらに、OpenAIのGPTやGoogle Geminiを含む主要な大規模言語モデルと連携しながらも、エージェントの挙動はMaestroの信頼性の高いデータ、インテリジェンス、ガバナンスに基づいて制御されます。
Tサプライチェーン・リーダーが直面している現実
サプライチェーン担当者は、すべての業務対応を事前に定義できない環境で意思決定を日々行っています。明確なルールに基づく自動化で十分に対応できるケースもあれば、ビジネス上の意図との整合性を維持しつつ、状況の変化に応じた判断や推論が求められるケースもあります。
調査によると、AIの導入が進む一方で、リアルタイムの意思決定にAIを活用している組織は約5社に1社にとどまっています。Maestro Agent Studioは、こうしたギャップを埋めるため、キナクシスの既存の意思決定自動化機能を補完する形で、状況に応じた推論が可能なインテリジェント・エージェントを提供します。自動化とエージェント機能組み合わせることで、信頼性を損なうことなく、より迅速かつ質の高い意思決定を実現し、より自律的なサプライチェーン運営の基盤を構築します。
キナクシスの最高製品責任者(CPO)である Andrew Bell(アンドリュー・ベル) は、次のように述べています。「AIがサプライチェーンに真の価値をもたらすのは、人が意思決定の在り方を形作り、環境の変化に応じてその整合性を保てる場合です。Maestro Agent Studioにより、お客様は自社のサプライチェーンの運用に即したエージェントを自由に構築できるようになります。これらのエージェントは、日常的にチームが利用している同一のプラットフォーム、データ、インテリジェンス上に構築されているため、AI活用の前にデータを再加工したり準備し直したりする必要がなく、環境の変化に応じて柔軟に確信をもった意思決定ができます。」
コンカレント・オーケストレーション環境での運用
Maestro Agent Studioで構築されたエージェントは、Maestroのコンカレント・サプライチェーン環境内で稼働し、ビジネス環境の変化に応じて、トレードオフを評価するとともに、意思決定とアクションの連携を支援します。具体的には、以下の機能を提供します。
- 優先順位、制約条件、トレードオフを評価し、意思決定の整合性を維持
- 現在の運用状況に基づき、迅速な対応と実行を可能にするアクションを提案・調整
- ヒューマン・イン・ザ・ループ(HITL)を前提とした明確な判断プロセスとガードレールにより、信頼性と統制を確保
例えば企業や組織は、複数の事業部門にまたがる需要シグナルや予測精度を分析し、追加受注の機会を特定するとともに、予測手法の改善を提案するエージェントや、需要の遅延が生産や物流に与える影響を分析し、適切な対応策を導き出すエージェントを構成しています。
ISG Researchのエグゼクティブ・ディレクターである Robert Kugel(ロバート・クーゲル)は、次のように述べています。「成熟したエンタープライズソフトウェアにエージェントを組み込むことで、活用範囲はより拡大します。特に、人、プロセス、複雑なデータを横断的にオーケストレーションすることが求められる業務領域において、その価値は特に顕著なものとなっています。計画、実行、日々の意思決定のバランスが求められるサプライチェーン分野では、エージェント型アプローチが、より一貫性と確信を持った行動を可能にします。」
今後の展開:エージェント型オーケストレーションの拡張
Maestroにすでに備わっているエージェント対応の機能を基盤として、Maestro Agent Studioは、プラットフォーム上でエージェントを構成・運用できる範囲をさらに拡張していきます。今後は、サプライチェーン全体にわたるエージェント型オーケストレーションの深化を目的としたイノベーションとして、2026年後半に以下のような機能拡張を予定しています。
- サプライチェーンのコンカレントな業務フロー全体にわたって、複数のエージェントを連携・制御するオーケストレーター・エージェントの提供
- 外部のエージェントやシステムと安全に接続し、共有コンテキスト、ガバナンス、人による監督を維持する機能
- 共有データコンテキストとセマンティクスを整備することで、プラットフォームの成長に伴っても、大規模なデータセットや分析環境で一貫した推論を可能にする機能
これらの取り組みは、個々のエージェントを超え、相互運用可能で協調的なシステムへと進化させるという、キナクシスのエージェント型AIに関する長期的なビジョンを体現するとともに、信頼性と統制を維持した迅速なアクションを可能にします。
Maestro Agent Studioの詳細については、以下をご覧ください。 www.kinaxis.com/en/maestro-agent-studio.
キナクシスについて
キナクシスは、最新のサプライチェーン・オーケストレーションにおけるグローバルリーダーであり、複雑な世界規模のサプライチェーンを支えるとともに、それを管理する人々をサポートすることで、人類社会に貢献しています。独自の技術と手法を組み合わせたAI搭載の強力なサプライチェーン・オーケストレーション・プラットフォーム「Maestro™」を通じて、戦略的な長期計画から最終配送に至るまで、サプライチェーン全体の完全な透明性と柔軟性を提供します。キナクシスは、今日の不確実性や混乱に対応するために必要なアジリティと予測可能性を提供する信頼できるパートナーとして、著名なグローバルブランドに採用されています。キナクシスに関するニュースや情報の詳細についてはkinaxis.comもしくは、LinkedInをご覧下さい。
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キナクシス・ジャパン株式会社PR事務局(株式会社プラップジャパン内)
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